2017年11月25日(土)、26日(日)に、はまのわ(旧高浜第二小学校)で第2回 ななめな学校を行いました。集まった参加者は千葉市内の小学3〜6年生を中心としたのべ286名。6種類の授業の中から自由に選べる形での開催です。(主催:千葉市メディア芸術進行事業実行委員会/協力:千葉大学コミュニティ・イノベーションオフィス)
25日に行ったワークショップは
・あたらしい植物図鑑をつくってみよう
・書写の道具でつくろう動物パラパラアニメ
・おかしな「あそび」や「おもちゃ」を発明しよう
の3つです。
「あたらしい植物図鑑をつくってみよう」を担当したのは、山口情報芸術センター(YCAM)の津田和俊さん。会場近くの公園まで足を運び、植物を観察します。気になった植物の特徴はメモをとり、参加者独自の視点でまとめた「植物図鑑」をつくり発表しました。
「書写の道具でつくろう動物パラパラアニメ」は、美術家のNARAMIXさん。学校の授業で馴染みのある、墨汁と筆と半紙を使ってパラパラアニメを制作しました。はじめに自分だけでアニメーションを作り、次に最初と最後のコマを周りの友達に渡します。受け取った絵と自分のアニメーションがつながるように間となるコマも描いて、最終的に全員のアニメーションをつなげた映像ができあがりました。
「おかしな『あそび』や『おもちゃ』を発明しよう」は、千葉大学教育学部の神野研究室と千葉市美術館を中心としたネットワーク組織のWiCANのみなさんが担当しました。グループに分かれて既製品のおもちゃの特徴や遊び方を分析。ヒントを得ながら仕掛けやルールを工夫して新しい「あそび」や「おもちゃ」を考えました。
26日に行ったワークショップは、
・紙とねんどで作るプロジェクションマッピング
・先生をプログラミングしてお菓子をゲットしよう
・電子工作×ダンボールタウンで遊ぶ!ハイパーケイドロ
の3つです。
「紙とねんどで作るプロジェクションマッピング」の先生は、デジタルアーティストの冨吉剣人さん。色粘土を使って半立体の絵を作ったあとに、少しずつ粘土を取り除いたり、移動したりしながら真俯瞰で写真撮影を行います。撮りためた写真を逆再生してつなげた映像を凹凸のあるカードに映しだして、プロジェクションマッピングの原理を学びました。
「先生をプログラミングしてお菓子をゲットしよう」は、ソフトウェアエンジニアの寺田直和さんによるワークショップです。数種類の指令カードを組み合わせて、ロボットに扮したスタッフの動作をコントロール。より少ないカードでお菓子を集めていきます。デジタルデバイスは使わずに、プログラミングの面白さを体験しました。
「電子工作×ダンボールタウンで遊ぶ!ハイパーケイドロ」は西千葉工作室が担当。目や耳などではわからないことをセンサーが教えてくれたら? ダンボールを使った障害物をたくさん作って目や耳の感覚だけではドロボウを発見しにくい環境の中で、センサーを頼りにケイドロを行いました。
各授業の詳細なレポートは、順次公開中です。