千葉大学 国際教養学部の縣 拓充特任講師が参加する研究チームと、Chiba Media Art Projectの共同企画で「ななめ大学 for kids 」という小学生対象のワークショップ・イベントを2024年9月29日に開催します。
3組のアーティストが講師、千葉大学の学生たちがファシリテーターとなり、子どもたちに普段とは異なるものの見方や表現に触れてもらい、発想力や想像力の幅を広げることをねらった以下の3つの授業を行います。
授業1: からだを使って 場所にラクガキしよう
アグネス吉井 先生 (まち歩きダンスユニット)
教室や廊下、校庭。その場所をよく観察すると、ななめや 曲線、デコボコ、いろいろな形が見えてくる。からだ全体 をペンのように使って、あちこちラクガキしてみよう。から だで味わうと、いつもの場所がもっと面白くなる!
アグネス吉井 先生 Profile
街を歩き外で踊る2人組ダンスユニット。アグネス吉井のダンスは場所の特性によって振り付けられ、身体ではなく場所が主役となる。Instagram@aguyoshiに短い映像を数多く投稿するほか、街歩きの様子はブログ「もやよし」でも公開中。
https://aguyoshi.net/
授業2: 言葉とカタチと コミュニケーション
沼田侑香 先生 (アーティスト)
言葉からの情報を頼りに粘土で立体作品を制作しよう。作品をみんなで鑑賞して、情報の受け取り方の違いやそこに生まれる「バグ」(すれ違い)を感じてみよう。言葉が正しく伝わってもバグ」が生じても、形にすると面白い!
沼田侑香 先生 Profile
1992年生まれ、千葉県出身。2019-2020年ウィーン美術アカデミーにて留学。2022年東京芸術大学油画科を修了。現在は東京を拠点とし、国内外で作品発表をしています。子供の玩具であるアイロンビーズを素材とし、絵画的でありながらも半立体を特徴とした技法を使用しています。 https://www.yukanumata.com/
授業3: 使われなくなった家具で オブジェを作ってみよう
西舘朋央 先生 (アーティスト)
さまざまな事情により、使われなくなってしまった家具を 素材にして、オブジェを作ります。 身の回りの見慣れたものに、視点や発想を変えることで、魅力を再発見し、 そこに新たな価値を加えてみよう!
西舘朋央 先生 Profile
大学で経済を学んだ後、音楽制作会社に勤務し、作曲や音響効果の仕事に携わる。退社後、イギリス旅行で拾い集めたゴミのコラージュを制作したことがきっかけとなり、以後、工場や工房の端材や廃材を用いた作品を作り始める。展覧会を行うほか、様々な店舗や施設のアート制作も行っている。 https://tomoonishidate.com/
「ななめ大学」とは?
2023年10月より、千葉大学大学院国際学術研究院の縣 拓充特任講師が参加する研究チームが、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 第3期「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」に採択されました。これを受けて、国際教養学部において、大学が持つ学問的な視点に加え、アーティストやデザイナーが持つ視点、さらには、社会人や子ども、外国人を含む、地域に暮らす人々がそれぞれの視点を持ち寄り、交換し、相互に触発し合うような学びの場(プラットフォーム)をつくる研究プロジェクト、「ななめ大学」が始動しました。Chiba Media Art Projectは、これまで「ななめな学校」の企画運営をしてきた知見を活かし、「ななめ大学」プロジェクトの立ち上げから各種ワークショップの企画などで協働しています。
イベント詳細
開催日時:2024年9月29日(日)
午前の回 10:00~12:30 午後の回 14:00~16:30
場所:千葉大学西千葉キャンパス 国際教養学部棟G8
(千葉市稲毛区弥生町1-33 JR西千葉駅北口より徒歩15分)
対象:小学校3年生~6年生
費用:無料
定員:各20名(先着順)
申込期間:9月12日(木)13:00 ~
申込方法:下記申込みフォームよりお申込みください
主催:千葉大学国際教養学部「ななめ大学」プロジェクト
共同企画:Chiba Media Art Project
後援:千葉市教育委員会